日立 PV-BH900Gを実際に使って吸引力やお手入れのしやすさをレビュー!PV-BH500Gとの違いは?

2019年11月14日

日立から発売されたパワーブーストサイクロンPV-BH900G。

多彩な付属品で幅広い掃除ができるPV-BFH900からターボモードを新搭載し、ワンタッチゴミ捨てボタンが搭載されたこの機種をレビューしてみたいと思います。

↑ちなみにPV-BFH900のレビューもしているので参考にご覧ください。

PV-BH900Gのスペック確認・PV-BH500Gとの違い

レビューの前に少しスペックも確認しておきたいと思います。下位モデルのPV-BH500Gとも比較してみます。

PV-BH900GPV-BH500G
デザイン
モーター小型ハイパワーファンモーターX4小型ハイパワーファンモーターX4
運転時間強10分・標準約40分(回転ブラシを使わない場合は60分)強10分・標準約40分(回転ブラシを使わない場合は60分)
充電時間約3.5時間約3.5時間
ヘッドパワフルスマートヘッドパワフルスマートヘッド
標準質量(本体質量)2.0kg(1.4kg)2.0kg(1.4kg)
集じん容積0.2L0.2L
付属品ミニパワーヘッド
2WAYすき間ブラシ
ハンディブラシ
ほうきブラシ
スマートホース
延長パイプ
スタンド式充電台
ACアダプター
お手入れブラシ
ふとん用吸口
すき間用吸口
ハンディブラシ
延長パイプ
ACアダプター
お手入れブラシ

ご覧のとおり基本的なスペックは変わりません。付属品とカラーの違いです。

多彩な掃除パターンがこの掃除機の魅力の1つですが、各種ブラシや充電台が無くても良い場合はPV-BH500Gのほうがお得です。

開封

ざっとスペックについて触れたところでいよいよ開封です。

PV-BH900Gの箱

こちらが箱。いつもの日立の箱です。箱に日本製と書かれています。

箱を開けると各パーツがビニールに包まれた状態でお目見え。箱には梱包の仕方が書かれています。

内容物

こちらが内容物一覧。本体、バッテリー、アダプター、スマートホース、ハンディブラシ、2WAYすき間ブラシ、ほうきブラシ、ミニパワーヘッド、延長管、ヘッド、スタンド式充電台、説明書、カンタンお手入れガイドという内容です。

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本体

バッテリーは取り外した状態で梱包されていましたが、バッテリーを取り付けて撮影しています。

本体左右

こちらが本体左右。前モデルから変化はほとんどありませんが、持ち手付近にワンタッチゴミ捨てレバーが搭載されています(青いレバー)。

ゴミ捨レバーを引いたところ

ワンタッチでダストボックスの蓋が開いてゴミを捨てられるのが便利です。

本体上下

本体上部に操作パネルと延長管取り外しボタン。本体下部には排気方向を変えるシャッターがあります。バッテリーの部分には滑り止めのゴムを搭載。

操作パネル

操作パネルのボタンは3つ。強/ターボ・標準/ターボ・切の3つです。

  • 強モードの状態で強ボタンを押す
  • 標準モードの状態で標準ボタンを押す

このいずれかの操作で5秒間のターボモードになります。5秒間だけですが強よりもさらに強いパワーで吸引することができます。

充電ランプはただ点灯するだけでなく「電池」という表示が加えられています。運転時はランプは消えたままですが電池の残りが少なくなると点滅をはじめます。電池残量は3段階表示とかにしてくれると良かったのですが。

フィルターお手入れサインはフィルターのお手入れ時に点滅して知らせてくれます。

サッと着脱ボタン

操作パネルの前方には延長管等を取り外す「サッと着脱ボタン」があります。持ち手の部分から手を動かすことなくボタンが押せるので何気に便利です。

排気方向切替シャッター

本体下部に搭載された排気方向を切り替えるシャッターは必要に応じて排気の方向を左右に切り替えられるので舞い上がらせたく無い物がある場合や人に排気を当てたくない場合などに便利です。

左右から半分ずつ排気を出すといった使い方もできます。

バッテリーに付いている滑り止めゴムは掃除機を壁に立てかけたときに滑りにくくなるという効果があります。

本体前後

この掃除機はLEDライトが搭載されていますが、本体にもLEDライトがあるのでハンディタイプとして使うときにも明るく照らしてくれます。

本体後方にはバッテリーの着脱レバーがあります。

バッテリー

バッテリーを取り外したところ

バッテリーは本体後方のレバーを引きながら引っ張ると簡単に着脱ができます。バッテリー単体では充電できませんが、交換が簡単です。

バッテリー

バッテリーの電圧は21.6V、容量は2.5Ahとなっています。

型番はPVB-2125B。PV-BFH900と同じバッテリーのようです。

アダプター

アダプターの出力はDC25.7V 0.9A。

型番はPVA-01。

充電中

本体に直接挿し込んで充電(後述しますがスタンドでも充電できます)。

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ダストボックス

ダストボックスは青いつまみを引っ張りながら取り外します。

ダストボックスを外した本体がこちら。モーターの手前にフィルターがありません。PV-BFH900だとここにフィルターがあったのですが、無いということはサイクロンの性能がアップしたのでしょうか?

PV-BFH900はフィルターがありました

ダストボックスの構造は特に変わっていないように思えますが・・・そんなにフィルターの意味が無いから廃止になったのでしょうか。うーんわからん。

PV-BFL1はフィルター無し

PV-BFL1の画像を確認してみたらフィルターが無かったのでこちらの形式を踏襲したのかもしれません。

ダストボックスのゴミ捨てボタン

ダストボックスはゴミ捨てボタン付きで、押すとパカっと底の蓋が開くようになっています。

ダストボックスの蓋とフィルター部を開けたところ

これがダストボックスの全体図。

全てのパーツを取り外すとこんな感じになります。

プリーツフィルター
スポンジフィルター

スポンジフィルターは表裏の区別が無さそうです。

内筒フィルター

ばねが内臓されていて、ダストボックスの蓋を開けたときに勢いよく開くようになっています。

ダストボックスの蓋
ダストボックス反対側(円筒状フィルター装着してます)
お手入れブラシが付いています

ダストボックス全体の印象としては「これまでのモデルと変わらないな」といった感じ。サイクロンの分離性能はPV-BFH900と変わらないのではないでしょうか。

ヘッド

ヘッド幅は約25cm

ヘッド幅約25cm。奥行きはスリムな印象です。

ブラシの毛?は3種類、柔らかめの緑色の毛、硬めの赤い毛、青色のゴムみたいな素材が取り付けられています。

ヘッド前方のフラップ

ヘッドにはフラップが付いていて前に押し出したときは開き、手前に引くときは閉じるようになっています。この構造により効率的にゴミを吸えるようです。

ヘッド前方と後方にフラップが搭載されています
ヘッドの稼動域
すぐに分解できる構造

お手入れの際はコインなど無しで簡単に回転ブラシを取り外して髪の毛や糸くずを取ることができます。

延長管

延長管は57cmちょっと

延長管は伸縮不可で長さは57.5cmぐらいです。特に変わったところはありません。

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各種付属品

ハンディブラシ

本体に直接取り付けるブラシです。ちょっとしたゴミをサッと吸わせたいときに便利です。

最大の特徴は取り付けたまま延長管やその他の付属品も取り付けられるところ。

延長管を外してサッと掃除し、また延長管を取り付ける。といった具合に取り付けの手間少なく使えるのが便利です。

スマートホース

先端に各種付属品を接続して使えるホースですが、日立のホースは電気配線も内蔵されていてミニパワーヘッドを接続してもブラシが回転するのが特徴です。LEDライトも搭載されています。

持ち手のところに電源ボタンが無いので是非とも搭載してもらいたいところです。せっかく便利に使えていても電源ボタンを押すのにいちいち本体に手を伸ばす手間があるので、ここに電源ボタンがあるだけでかなり便利さがアップすると思います。

スマートホース+延長管+2WAYすき間ノズル

その他の使い勝手は良好。いろんな組み合わせがあります。

もちろんこれら以外の組み合わせも可能。

2WAYすき間ブラシ

すき間ノズルにブラシが付いていて必要に応じて出し入れができます。

ほうきブラシ

ブラシのだけでなく筒みたいなパーツも付いていて大きめの物は吸わずに細かなゴミだけを吸ってくれます。引き出しの中やサッシの溝、カーテンの掃除に便利です。

ミニパワーヘッド

ミニパワーヘッド表と裏

ソファなどの掃除に使えるミニパワーヘッドです。スマートホースと組み合わせても回転ブラシが回転するので便利。

ブラシの取り外しも簡単

側面のレバーを引くことでカンタンに回転ブラシを取り外してお手入れをすることができます。

充電スタンド

分解された状態で梱包されている充電台ですが・・・

充電台前後

組み立てるとスティックタイプの掃除機をセットできるようになります。

後ろ側にはACアダプターのコードをセットするスペースもあります。

掃除機をセットしたところ
充電台を短くすればハンディでもセットできます

各部の重量

本体1387g
ヘッド489g
延長管142g
2WAYすき間ノズル55g・ハンディブラシ17g・ほうきブラシ76g・ミニパワーヘッド268g・スマートホース382g

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持ってみた感じ

持ってみた感じはまずまず。特に持ちにくさを感じたりとかはありません。

高いところを掃除する時は持つ場所を変えると掃除しやすいです。

実際にいろいろ吸わせてみる

ジョイントマット上に重曹を撒いて吸わせてみたところ、標準モードでは壁際に取り残しがありましたが強モードで全て取り切れました。強モードはなかなかパワフルな感じ。

フローリング上に糸くず、シュレッダーにかけた紙、小さく切った消しゴム、重曹を撒いて吸わせてみた際は前に押し出す消しゴム量が少ないように思えました。ヘッドに搭載されているフラップが効いているのかもしれません。

溝に入った重曹は標準モードだとそれほど取れませんが強モードだとまずまずと思える取れ具合。5秒間だけのターボモードも試してみましたが、ゴミは取れるものの強モードとの明確な違いは感じることができませんでした。

マットに重曹を20g撒いてどのぐらい吸えるか検証してみたところ、アバウトな検証ではありますが

  • 標準モード15g
  • 強モード17g
  • ターボ+強モード18g

という結果になりました。今回の検証ではターボモードは吸引力がアップしているという結果になりました。

畳マットの上は標準でも強でも問題なく重曹を吸うことができます。

付属品の使い心地は?

ハンディブラシは取り付けたまま他の付属品も使えるので何かと便利ですが、大量のゴミを吸わせるのには向きません。ブラシがあるので床への密着度が低く、しっかりゴミを吸うには床面に押し付けるようにしてゴミを吸わせる必要があります。

スマートホースはさきほども書きましたが電気配線があるのでミニパワーヘッドやヘッドを取り付けた際に回転ブラシが使えるのがメリットです。今回使ってみても思いましたが、やっぱり持ち手のところに電源ボタンが欲しいです。他の付属品と組み合わせてせっかく便利に使えていても、モードを変える際は1回手を離して本体にあるボタンを押すというのが意外と手間です。

2WAYすき間ノズルは必要に応じてブラシの出し入れができるすき間ノズルですが、まあこんなもんかなという感じ。やっぱりブラシは無いよりあったほうが良いです。やはりスマートホースとの組み合わせが便利です。
スマートホース、延長管と組み合わせると高いところも掃除ができます。高いところを掃除しやすいように本体が肩掛けできるベルトでも付属したら良いのにと思ったりしました。

ほうきブラシは「引き出しにうっかり粉状のものをこぼしてしまった」という時に役立ちそうです。小物をよけながら細かな重曹を吸うことができました(紙はさすがにくっつきますが)。ものがくっつきにくいという特性を利用してカーテンの掃除などにも活用できるようです。

ミニパワーヘッドは布団の掃除に使ってみたところ埃と白い粉が取れました。別に他の掃除機でもこれぐらい取れるんですが、中国製の掃除機にくらべてやっぱり作りはしっかりしている気がします。スマートホースに電気配線があるので回転ブラシを搭載したミニパワーヘッドの使い勝手も増している気がします。

充電台はACアダプターのコードを裏側に収納できますが、ときどき外れてだらーんとしてしまうことがあるのでもっとしっかり固定できるようになるか、充電台内部を通すことができたらもっとスタイリッシュに置けるようになるんじゃないかと。あと、付属品が全然収納できないのはマイナスポイント。

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取り回しやお手入れはどんな感じ?

取り回しは日立独自のヘッド構造がやや気になりますが、これは好みの問題か。

棚の下を掃除しようとすると途中でひっかかってしまいます。中国製掃除機にはよくあるケースですが、日本メーカーだからしっかり棚の下まで掃除できるように改良して欲しいです。棚の下はスマートホース+付属品で掃除しろということか・・・?

充電台にセットした状態からゴミ捨てをしてみましたが、

  1. 着脱ボタンを押して延長管を外す
  2. ゴミ捨てレバーでゴミを捨てる

という流れがとてもスムーズに感じました。これはなかなか良いです。

ダストボックスですが、プリーツフィルター(クリーンフィルター)までけっこうな重曹が到達していました。PV-BFH900でも感じましたがサイクロンの分離性能は高いとは思えません。スポンジフィルターもけっこう汚れています。

内筒フィルターは少しですが埃と髪の毛が絡まっていました。集じん容積が0.2Lと少なめなのでお手入れをせずにずっと使い続けるケースは少ないかもしれませんが、使っているうちに内筒フィルターにゴミが溜まって吸引力が落ちていきそうな気がします。

ヘッドの回転ブラシにはわりと髪の毛が絡まっていました。20cm以上のけっこう長い髪の毛を吸わせたのでこうした結果になったのかもしれませんが、髪の毛が絡まりにくいとはいえないブラシです。

シャッターで排気の方向が変えられるのは別に気にしない人もいるでしょう便利は便利だと思います。

騒音は標準モードだとまあ静かだなという印象。強モードだとちょっとうるさく感じますが吸引力を発揮してくれますし掃除機だとこんなもんかなといった感じです。

PV-BH900Gおすすめポイントマイナスポイント

おすすめポイント

  • 強モードの吸引力が良好
  • 付属品が豊富で多彩な掃除が可能
  • スマートホースはLED搭載・回転ブラシの付属品も使える
  • 排気の方向を左右好きな方向に調節できる
  • 標準で40分(モーターヘッドを使わなければ60分)の使用時間
  • 延長管取り外しからのゴミ捨てレバーでのゴミ捨ての流れがスムーズ

PV-BFH900とおすすめポイントはほぼ同じですがゴミ捨てレバーの使い勝手が良くてちょっとクセになりそうです。

マイナスポイント

  • 標準だと若干壁際に弱いかも
  • サイクロンの分離性能は高くなくフィルターが汚れやすい
  • 電池の残量表示が1段階

このほか、強モードはなかなか良好なので運転時間がPV-BFH900よりも2分伸びて10分になったのはありがたい改良ポイントです。

サイクロンの性能という面を見るとあまりおすすめできませんが、豊富な付属品で多彩に掃除ができるというのは大きな魅力です。ここに価値を見い出せれば検討の価値ありの一台でしょう。

ターボモードは効果があるといえばあるのですが、劇的に変わるかというと疑問なところです。現時点ではPV-BFH900のほうが安いので2機種で悩んでいる人はゴミ捨てレバーが便利と思えるかどうかが鍵になりそうです。

PV-BH900Gの消耗品

さすが日立だけあって消耗品の交換部品は揃っています。

PV-BFH900のレビュー記事もあります

PV-BFH900のレビュー記事もよければご覧ください。

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