今回レビューするのはSOUYIのコードレス掃除機SY-089。

1万円を切る低価格ながらもリチウムイオン電池を搭載するのスティック型掃除機です。基本的なスペックを見てみましょう。

充電時間4~5時間
運転時間約20分~30分
(モード別の時間は明示されていないが通常モードで30分・強モードで20分ということか?)
真空度強9000Pa・通常5000Pa
集じん容量0.4L
運転音65dB
質量2kg(スティック時)
外形寸法幅約230mm×奥行約220mm×高さ約1110mm

充電時間は4~5時間とややかかります。運転時間も約20~30分ですが価格を考えれば仕方の無いところ。

真空度は最大9000Pa。最近のコードレス掃除機からするとやや弱いですが、これも安い掃除機なので仕方がありません。

SOUYIってどこのメーカー?

SOUYI(ソウイ)は東京都品川区に本社を構える会社で、代表者は中国の方です。中国の広州にも拠点があり、非常に中国と関わりの深い会社です。

SY-089も中国製との記載があることから、SOUYIが企画して中国の工場に依頼し製造したものだと思われます。

会社のホームページがあるので詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

SY-089開封

こちらがSY-089の箱。箱のデザインもなかなか良好です。

箱側面の記載事項

箱の側面には仕様などが記載されています。「製品仕様」のはずなのに「製品使用」と書かれているのはたぶん誤字ですね(笑)

ちなみにカラーはピンクとゴールドがありますがピンクにしました。

SY-089の内容物

こちらが内容物です。本体、延長管、ヘッド、ハードブラシ、アダプター、ブラシホルダー、隙間ノズル、説明書が入っています。

また、期間限定プレゼントということでミニパワーヘッドが入っていました。

安いのでさすがに壁掛けツールはありません。

それでは各パーツを見ていきたいと思います。

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本体

本体の左右写真

ちょっとごっつい感じの本体。銀色の丸い部分は開けるとバッテリーが入っているそうな。安いのにバッテリー交換可能な仕様です。

本体の上下

本体の上部、ハンドル部分には操作ボタンが2つ配置されています。電源ボタンと通常モード・強モードの切り替えボタンです。

電源ランプは1つ。

  • 通常モードで緑点灯
  • 強モードでオレンジ点灯
  • バッテリー残量が少なくなると赤点滅

となっています。

ちなみに充電中は赤点灯で完了すると緑になります。

また、本体の下側ですが、メッシュになっている部分が排気口となっています(よく見ると左右の銀色のパーツの一部にもスリットがあって排気口になってました)。

そして特筆すべきは白い部分。

これは滑り止めのゴム。最近は滑り止めのゴムが付いて、壁に立てかけても倒れにくいスティック掃除機が増えていますが、格安掃除機のこのモデルにも滑り止めが付いてます!

品番表示等

出力は22.2V。この価格帯の掃除機としては十分な数値。

本体前後

こちらは本体前後の写真。

後方の丸い穴が充電アダプターのプラグを差し込む場所です。

ダストボックス

ダストボックスは本体左右にあるボタンを押しながら取り外します。

ダストボックスを取り外した本体

モーター手前の部分は特にフィルターはありません。

ダストボックス

こちらはダストボックス。

ばらばらにするとダストカップ、サイクロンユニット、スポンジフィルターの3つのパーツに分かれます。

これらのパーツは水洗いが可能ですが、パーツの点数が少ないのも良いかも。

サイクロンユニット
下から・横から・上から

サイクロンユニットは何の変哲もありませんが、良く見るとメッシュの部分がかなり細かいです。

スポンジフィルターもいたって普通。

周りのゴムには溝があって、この部分をサイクロンユニットにはめ込むようになってます。

延長管

延長管は伸縮できないいたって普通のものですが、長さを測ってみたら54cmぐらい。

他の掃除機と比べると短めです。これは高さが1110mmという点にも影響しており、平均身長の低い女性や子供にもあ使いやすい高さといえるかもしれません。

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ヘッド

ヘッドの幅は約23.5cmといったところ。電動の回転ブラシが搭載されています。

ヘッドの前後
ヘッドの稼動範囲

ヘッドは稼動域がやや狭い感じがします。写真左側のように横に倒したときは45°程度しか曲がりません。

お手入れの際は裏側のパーツを横にスライドさせるだけでブラシが取り外せるので非常に簡単です。

ブラシの毛は赤と青の2種類がV字のように配置されています。

各種付属品

隙間ノズルとハードブラシ

付属品は隙間ノズルとハードブラシ。

ハードブラシは角度の調節ができます。

まっすぐにすると本体に取り付けたときにブラシが微妙に上向きになるので少し使いにくいところがあるかも。

ブラシホルダーは延長管に取り付けることで2つの付属品を保管できます。

延長管に取り付けたところ

ブラシホルダーを取り付けるときは、ホルダーが壊れるのではないかというぐらいおおきく開いて取り付けることになりますが、意外と丈夫なもので問題ありませんでした。

しっかりと取り付けるためにはねじ留めが必要ですが、ねじ穴が開いてなかったので自分で少し穴を開けてからねじ留めする必要がありそうです。

ミニモーターヘッド

特別期間ということでミニモーターヘッドが付属していました。

角度調節可能

吸込み口の部分は角度の調節が可能です。

側面のパーツをコインで回すとブラシを取り外してのお手入れが可能。

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アダプター

アダプターの出力など

アダプターの出力は26.5Vとなっています。

本体に差し込んで充電している状態。

各種オプションパーツが買える

説明書には各種オプションパーツが記載されていました。

必要に応じて収納スタンドや延長ホースなどを別途購入できます。


楽天さんではスタンドしか売ってない模様。

スティックタイプとハンディタイプ

スティックタイプにして壁に立てかけるとこんな感じ。フーバーのスリムバキュームと並べてみましたがずいぶんコンパクトに見えます。

本体裏側の滑り止めは多少は効果はありそうですが、しっかりとグリップしているというわけではなく、けっこう滑ったりします。もっとグリップ力のある素材がよかったかも。

あと延長管を本体に差し込むときはちょっと硬いです。このへんは安いからしょうがないか・・・

持った感じは本体が多少ごっつい感じがあるものの、見た目のイメージよりは軽い感じがします。

持ちやすさは、特に可も無く不可も無く。ヘッドはさきほども書いたとおり稼動域にやや不満が残るものの方向転換は軽快です。

ハンディタイプ

ハンディタイプにするとこんな感じになります。

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重さ

本体は1381g
延長管197g
ヘッド506g
隙間ノズル40g・ハードブラシ48g・ミニモーターヘッド240g・ブラシホルダー22g

実際に使ってみる

実際に重曹を吸わせるなどして使ってみました。

壁際は一往復だけでは重曹が残るものの、何往復かすることで吸い取ることができました。壁にヘッドを付けてスライドさせると吸いこみがなかなか良好ですが、このヘッドは横にスライドさせづらいです。

小さく切った消しゴムを吸わせてみました。ヘッドの形状からして全然吸えないと思ったのですが意外と吸ってくれます。全部を吸うことはできなかったものの、吸込んだものはヘッド内部に詰まることもなく、ダストボックスに達していました。

糸くずの吸い込ませるとヘッドのブラシにけっこう絡まりますが、まあこんなもんでしょう。

重曹20gをマットに撒いてどのぐらい吸えるのか試してみたところ、通常モードで10g、強モードで16gの重曹を吸うことができました。

強モードのほうは経験上なんだか数値が大きすぎな気がします。どこかで計測ミスをしたのかも?と思いましたがとりあえずそのまま動画にしてあります。9000Paという数値的には取れる重曹はもうちょっと少ない気がしますが、アバウトな実験なので許してください。

フローリングメインの家向けの掃除機だと思いますがマットで使うなら強モード推奨です。

畳マットの上はまあ問題なし。通常モードはヘッドを押しただけでは重曹を吸いきれませんが手前に引くときに吸い取ってくれるので1往復でだいたい吸い切れます。

ハードブラシと隙間ノズルは特別便利ってわけでも無いけど、あれば使う機会もあるかなといった感じ。

この他細かい点ですが、電源ボタンを押したと思っても反応しないことがあったり(しっかり押さないと反応しない)、ゴミ捨てボタンを押しても蓋が開かないことがあったりと安い製品にありがちな作りの雑さというのは少々感じました。

ミニモーターヘッドはやや残念

ミニモーターヘッドは他の掃除機にならってか吸い込み口が45°程度稼動するようになっているのですが、布団などやわらかい場所を掃除すると手前に引くときに吸込み口が布団から離れてしまい、まったくゴミを吸えません。

よって、ヘッドを前に押し出すときだけゴミが吸えている状態です。ゴミ自体はそこそこ取れるのですがこの点は改良してほしいところです。

使用後の汚れやお手入れ

使用後のダストカップ

ダストカップは本体との接続部や

蓋の周辺にゴミが溜まりやすいですが、これはサイクロン掃除機としては当たり前なので大きな問題ではないでしょう。

サイクロンユニット

サイクロンユニットにもゴミが付着しますが、銀色のメッシュ部分の汚れの付着は思ったよりも少なかったです。一部埃が付いて白くなっているところがあるものの、大部分は問題ありません。よっぽど大量のゴミを吸わせなければ「全体がゴミで覆われて吸えない」なんてことはなさそうです。

サイクロンユニットの内側はそんなに汚れている様子がありませんでした。スポンジフィルターも同様です。「ほんの少し汚れが付いているかな・・・」ぐらい。

サイクロンユニットのメッシュ部分がかなり細かいのでほとんどのゴミを防いでくれているようです。2018年8月からメッシュの部分が細かくなったそうですが、これは値段のわりにかなり優秀だと思います。

使用後のスポジフィルター

ダストボックス内のパーツは全て水洗いできますが、水洗いの頻度は意外と低いかもしれません。

本体側

本体側もダストボックスとの接続部分が汚れてますが、サイクロン掃除機にはよくあることです。

ヘッド

ヘッドはというと、ブラシの真ん中付近と端っこに糸くずがけっこう引っかかってました。糸くずが絡みにくい構造とかは採用されていないのですが、安いので仕方がありません。

ブラシの端には重曹の粒も少々付着。

あとは回転ブラシじゃなくて灰色の短い毛のところに細かい塵とかが付着します。

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騒音について

吸引力が無い分、音はとっても静かです。

通常モードは掃除機の音かなってレベル。強モードでもやや音が小さい掃除機といった感じです。

周囲に音への配慮をしたい場合はけっこう良い選択肢となるかもしれません。

SY-089のおすすめポイントマイナスポイント

おすすめポイント

  • 価格が安い
  • サイクロンユニットのメッシュ部分が細かくてゴミが奥まで入りにくい
  • 音が非常に静かで通常モードなら夜でも使えそう
  • ヘッドの回転ブラシのお手入れがしやすい

マイナスポイント

  • 吸引力は強くない(値段にしてはそこそことも言える)
  • やはり安いなりの作りの雑さは感じるところがある
    スイッチをしっかり押さないといけない・ゴミ捨てボタンを押しても蓋が開かないことがある・滑り止めはそんなにグリップ力が無いなど
  • ミニモーターヘッドの使い心地はいまひとつ
  • 付属品はとりえあず付いてますみたいな感じ

総評としては吸引力を重視しないならアリかも。というところです。吸引力はいまひとつな分音が静かなので使い道がありそう。

また、サイクロン部分のメッシュが非常に目が細かいのはナイスな部品選択だと思います。これによってスポンジフィルターの汚れ方がかなり軽減されている気がします(サイクロンなのに最終的にスポンジフィルターでゴミを受け止める構造なのは安いからしょうがない)。

ボタンの反応が悪かったり付属品が最低限と言うのは価格を考えれば仕方の無い面はあると思います。

とにかく安さを求めてSY-089にするのか数千円を足して同じ中国製でもパワーや付属品が充実したものにするかどうかは、使う人の判断次第。

個人的には

  • フローリングメイン
  • 安さ重視
  • 静音性重視
  • 付属品はそんなに使わない

という人なら候補に入れても良いかなと思う1台です。