パワーと運転時間を重視したパナソニックのパワーコードレスシリーズから登場したMC-SBU530J。

パナソニックのコードレス掃除機としては初めてだと思いますが、サイクロン部からプリーツフィルターが廃止されフィルターレスになっています。

また、モーターとバッテリーがパワーアップして吸引力と運転時間が魅力の1台となっていますが、今回はこのMC-SBU530Jをレビューしてみたいと思います。

MC-SBU530Jの基本スペック

運転時間強・約6分
自動・約9~25分
ロング・約40分(ブラシ回転時)
ロング・約60分(ブラシ未回転時)
充電時間3時間
集じん容量0.1L
本体寸法スティック時:幅252×奥行き190×高さ1131mm
本体:幅107×奥行き190×高さ407mm
本体質量本体:1.7kg/スティック時:2.4kg
その他クリーンセンサー・ガバとりパワーノズル
付属品ペタすき間ノズル・ブラシ付きすき間ノズル・ふとん清潔ノズル・3段伸縮ロングすき間ノズル

基本的なスペックですがこのようになっています。

強モードだと6分しか使えません。自動モードは約9~25分。床の汚れ具合にもよりますが自動モードをメインに使うことになりそうです。ロングは回転ブラシを使わない状態で約60分の使用が可能。

60分というのはダイソンV10の最長運転時間と一緒、パワー重視の設計といいダイソンを意識しているように思います。

充電時間が3時間というのはまずまずな数値かと思います。

本体は1.7kgと、最近の軽量コードレス掃除機と比較すると軽いとは言えません(ダイソンV11の本体が1.7kg)。

パナソニックの掃除機の特徴としてセンサーが搭載されている点が挙げられますが、SBU530Jにもクリーンセンサーが搭載されています。

付属品はペタすき間ノズルやふとん清潔ノズルは見たことがありますが、ブラシ付きすき間ノズルと3段伸縮ノズルは初見です。他のメーカーもそうですが最近はブラシの出し入れができるノズルが流行りな気がします。

MC-SBU530J開封

こちらが箱。

ちなみに中国製です。

開封すると発泡スチロールで保護されてた各種パーツがお目見えです。

こちらが内容物一覧。本体、延長管、床用ノズル(ヘッド)、充電アダプター、ブラシ付きすき間ノズル、ブラシ付き3段伸縮ロングすき間ノズル、ペタすき間ノズル、ふとん用ノズル、お手入れブラシ、説明書となっています。

ふとん用ノズルは発泡スチロールの裏側にあって気づきにくいですが忘れず取り出しましょう。

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本体

本体を左右から

パワーコードレスというと2018年に登場したMC-SBU820Jがありますが、それと比べてずいぶん形状が違う印象です。

ハンドル部分は他メーカーと近い形状になりました。個人的にはこちらのほうがいいかな。

本体を上下から

本体上部には操作パネルが配置されています。

バッテリー部分には滑り止めゴムが付いていて本体を立てかけたときに滑りにくくなっています。

ボタンは「ブラシ回転」・「自動|強/ロング」・「切」の3つ。

ブラシ回転ボタンはその名のとおりブラシ回転のオンオフ、「自動|強/ロング」ボタンは押すたびに、自動→強→ロングとモードが変わります。

この他電池残量表示ランプとクリーンランプを搭載。

電池残量表示ランプ

電池残量表示ランプは充電中に青く光り、完了すると消灯。

運転中は青く光り、バッテリー残量が少なくなると点滅して知らせてくれます。

クリーンセンサー

赤く光ってハウスダストの検知を教えてくれるセンサー。

赤く早い点滅→赤く点滅→赤く点灯の順でゴミが多いことを表します。

本体の前後

わかりにくいですが赤丸の部分にセンサーがあります。写真に写っていませんが下側にも搭載されています。

センサーの反応がおかしいとおもったらここを柔らかい布で乾拭きしてお手入れします。

バッテリーの表記

バッテリーの電圧は28.8V。かなりパワーがありそうです。

使用電池の型番はAVV97V-TY。

充電アダプター

充電アダプターはAVV61V-TY。

ダストボックス

取り外しボタンが付いているのでこれを押しながら本体から取り外します。

ダストボックス

こちらがダストボックス。

ダストボックスがわずか2点のパーツだけで構成されるようになったのはなかなかポイントが高いです。

フィルターレスなのでめんどくさいプリーツフィルターのお手入れの手間がありません。

サイクロンは8気筒。このパーツも分解して洗えればいいかも・・・と思いましたが分解できません。

クリアビンはこんな感じ。本体から取り外すためのボタンが付いています。

本体側のプレフィルターはペラペラなものでは無くけっこう立派なものが搭載されました。

2つのパーツに分離できます。

ダストボックスからプレフィルターまで全部水洗いできるので、乾燥の手間を除けばお手入れは楽になっています。

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床用ノズル(ヘッド)

ヘッドの幅は約25cm。

ブラシの毛はV字に配置されています。

ヘッドの前後
ガバとり構造

ヘッドはガバとり構造といって、ヘッドの前面が壁に当たるとパカっと開いて壁際のゴミを取りやすい構造になっています。

コイン等を使って蓋を外せばブラシのお手入れが可能です。

延長管

延長管は伸縮不可。長さは56cmちょっとといったところです。

付属品

ふとん用ノズル

ふとん用ノズルは電動ブラシはありません。ヘッドを進めるとそれに合わせて回転するローラーが2つ付いています。

ペタすき間ノズル

ペタすき間ノズルは角度調節が可能。広範囲を掃除するのによさそうです。

ブラシ付きすき間ノズル

最近はブラシをスライドさせて使えるノズルをいろんなメーカーが導入している気がします。ダイソンのコンビネーションノズルなんかは幅広ですがパナソニックの場合は吸い口が正方形に近い形状をしています。

3段伸縮ロングすき間ノズル

3段に伸縮するのでかなり長くなります。延長管と組み合わせたらめっちゃ長いですね。高いところを掃除するのもよし、せまいところを掃除するのもよし。

先端のブラシは取り外しができます。

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スティックタイプとして使う

スティック時

スティックタイプとして使うときはこんな感じの形状です。

壁に当たる部分に滑り止めが付いているので立て掛けても倒れにくくなっています。

ハンディタイプとして使う

ハンディんタイプにするとこんな感じです。

重量

本体は1684g

本体は1684gでカタログスペックよりもやや軽い数値でした(16gの違いだけど)。コードレス掃除機としてはやや重い感じ。

延長管200g
ヘッド500g

これらを合計するとスティック時のカタログスペック2.4kgに近い数値となります。

2.4kgは・・・軽くは無いですね。

ペタすき間ノズル51g・3段伸縮ロングすき間ノズル122g・ブラシ付きすき間ノズル51g・ふとん用ノズル223g

この他の付属品の重量はこのようになっています。

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実際に使ってみる

持ってみた感じはバッテリーが本体後方下側にあるので、やや下に引っ張られる感じがします。とはいえMC-SBU820Jみたいなかわった形状でもないので持ちやすさはそれなりだと思います。

吸引力ですが自動モードである程度やれそうな感じ。ガバとり構造もあってか壁際はそこそこゴミが取れます。センサーもきちんと働いてゴミの量に応じて運転の強さが変化しています。

ただ、自動モードで使うと運転時間が9~25分と流動的なので掃除の予定が建てにくいというのはあるかもしれません。

強モードはなかなか強力です。6分しか持たないですが、それだけのことはあるのかなといった感じ。壁際のゴミを集中的に取りたいという時はガバとり構造+強モードというのはけっこう効果があるかもしれません。

ロングモードは使ってみた感じ明らかに吸引力が低下しているのを感じますがフローリングでの使用ならなんとか使えるかも・・・といった感じです。じゅうたんの上などは自動モードか強モードが良いでしょう。

付属品について

ふとん用ノズルは別段これといった特徴もありませんが、強モードの吸引力がなかなか強力なこともあってけっこうゴミが取れます。

ペタすき間ノズルはどこで使うかちょっと考えましたが、テーブルの上とかがいいのかなあ。今回はキーボードを掃除してみましたが、汚れの取れ具合は微妙。まあ使う人や場所次第でしょうか。

ブラシ付きすき間ノズルは簡単にブラシの出し入れができるので意外と使い勝手がいいかも。

3段伸縮ロングすき間ノズルは名前のとおりかなり長くなるので高いところや狭いすき間など、普通届かないようなところまで掃除できるので需要はあるかと。

取り回しやお手入れなど

ヘッドの稼動範囲は思ったほどでもありませんでしたが、まあそんなに不都合も感じないかなといった感じ。ちなみに高さの無いところでは本体を横に寝かせないとヘッドが浮き上がってしまいます。

ダストボックスを開けてゴミの付き具合を確認してみたところ、銀色のメッシュ部分に意外とゴミが付着していました。ダストボックス内のプリーツフィルターが無くなったのはいいんだけど、ここにゴミが溜まるのはちょっと・・・まあプリーツフィルターを掃除するよりは楽ですが。

逆にサイクロンの円筒部分や本体に取り付けられたプレフィルターはほとんど汚れている感じがしませんでした。これはサイクロンの分離性能がなかなか優秀なのかも。

あとでもっと重曹を吸わせたらプレフィルターのところにまで重曹が達していました。プレフィルターの端が少し白くなって重曹がパラパラとおちてくる感じ・・・

珍しいことでもありませんがダストボックスもプレフィルターも水洗いできますし、お手入れはサイクロン式の中では楽なほうでしょう。サイクロンの円筒部分も分解できたらよかったかなとは思いますが。

ヘッドのお手入れの際はコインを使って蓋を外す必要があります。日立の掃除機などはコイン無しで開け閉めができるのでパナソニックもこの方式を採用してくれないかなと思っているのですが、なかなかそうはいかないようです。

ちなみにブラシの端の方に髪の毛が絡まりやすい気がします。V字に配置されたブラシの毛が影響しているのかもしれません。車輪の部分に髪の毛が絡まりやすいのは他の掃除機と同様です。

騒音について

運転音は静かではありませんが、個人的にはそれほど不快な音ではありません。

騒音値のほどはうるさく感じません。

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MC-SBU530Jのおすすめポイントマイナスポイント

おすすめポイント

  • サイクロン部がフィルターレスになってプリーツフィルターが無くなった
  • サイクロンが優秀なのかプレフィルターまで汚れることは少ない
    ※大量に重曹を吸わせたら汚れました
  • ガバとり構造で壁際の吸引がなかなか良好
  • 強モードはパワーがある
  • センサー搭載でゴミの量に応じた運転をしてくれる
  • ロングモードでブラシを回転させなければ最大60分運転できる
  • 付属品の3段伸縮ロングすき間ノズルで高いところも掃除できる

マイナスポイント

  • ダストボックス内の銀色の部分はけっこうゴミが付着する
  • 強モードは6分しか持たない
  • 自動モードは9~25分と運転時間がはっきりしない
  • ロングモードに吸引力を期待してはいけない

サイクロン部がフィルターレスになったということでその点は評価できるポイントだと思いますが、ダストボックス内の銀色のメッシュ部分に思いのほかゴミが付着しやすく吸引力に影響しないかやや気になりました。

パワーの部分は自動モードや強モードで使う分には良好です。個人的には強モードは期待しても良いかと思います(6分しか持ちませんが)。

最大60分の運転時間ですがロングーモードは吸引力が強くないし、60分動かすにはブラシ回転もオフにしないといけないので長時間運転を魅力を感じている人にはあまりおすすめしません。

充電時間は3時間と普通かやや速いぐらい(ダイソンV10、V11より30分速い)。

この機種の推しポイントは自動モードや強モード時の吸引力と壁際に強いヘッド、そして伸縮可能なノズル。このあたりだと思います。