これまでと違って強力なパワーと稼働時間を重視したパナソニックのパワーコードレスMC-SBU820J。運転時間は最大で65分とダイソンV10をも凌ぐ長時間運転が可能ですが価格もいい値段がするので購入するかどうかいろいろ悩む人も多いと思います。

今回はこのMC-SBU820Jをレビューしていきたいと思います。

MC-SBU820Jの性能は?SBU620Jとは何が違うの?

下位モデルとしてMC-SBU620Jがあります。何が違うのかというところですが違いをまとめてみたいと思います。

SBU820JSBU620J
運転時間強6分・自動18~40分・ロング50分、ブラシオフで65分強6分・自動18~40分・ロング50分、ブラシオフで65分
質量本体1.9kg 全体で2.5kg本体1.9kg 全体で2.5kg
集じん容量0.2L0.2L
センサークリーンセンサークリーンセンサー
充電台
付属品ペタすき間ノズル・すき間ノズル・ふとん清潔ノズル・ロングホースペタすき間ノズル・すき間ノズル・ふとん清潔ノズル

運転時間やセンサーなど基本的な性能に違いはありません。では何が違うのかというと充電台の有無と付属品のロングホースの有無です。

掃除機の基本性能を求める人はSBU620Jで十分でしょう。充電台に立てかけて充電したいという人はSBU820Jということになります。

ロングホースはすき間ノズルなどと本体を接続することができ車の中やせまい場所などを掃除するときに役立つかもしれません。

充電台はいらないけどロングホースが欲しいという人は価格差を考えるとロングホースのためにSBU820Jにするのはもったいない気もしますね。汎用のホースが接続できればいいのですが・・・

一応ロングホースの口径を測ってみたら、細いほう・外径33mm 内径30mm 太いほう・外径38mm内径35mmでした。素人採寸ですので誤差はご容赦を。

MC-SBU820Jを開封

ではいよいよ開封です。


箱はいつものパナソニックの箱。

梱包の仕方や内容物の書かれた箱から各パーツを取り出していきます。


これが全パーツ。充電台があるので部品数がけっこうあります。

銀色の棒と左下、真ん中下のパーツが充電台のパーツです。

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本体


これが本体左右の写真。

持ち手の部分が独特の形状です。排気口は本体左側に設けられています。SBU820Jは蜂の巣のようなハニカム構造にすることで強度を高めているわけですが排気口の部分も蜂の巣みたいになっています。


本体の上下写真。


本体上部にはクリーンセンサー、電池残量表示、お手入れのランプ、そしてブラシの回転をオンオフするためのボタンが搭載されています。

クリーンセンサーはきれいなときは青が点灯、以下ゴミが多くなるにつれて「赤」「赤が点滅」「赤が早く点滅」といった具合に点灯します。

電池残量表示ランプは残量が十分なときは青色。少なくなると青色が点滅します。

本体裏側(下側)には滑り止め用のゴムが付いていて壁に立てかけることができますが、思ったほどグリップ力は無いので倒れにくい場所を選んで立てかけたほうが良いと思います。

こちらが前後からの写真。


操作ボタンは2つでとてもシンプル。

自動|強/ロングはボタンを押すたびにモードが変わります。切ボタンで電源オフ。


本体の吸い込み口をよく見ると少しだけでっぱったものがあります。

これがおそらくセンサーです。センサーがずっと点滅したままなど動作がおかしいときはここを柔らかい布で乾拭きしてお手入れします。

バッテリー


バッテリーは持ち手の下側に搭載されています。

ずっしりと重いですが電圧は28.8Vとかなりパワーがありそう。

バッテリーは販売されているので運転時間が短くなったときは交換ができます。

AVV97V-QQ

ダストボックス


ダストボックス上部のボタンを下げながら取り外します。


こちらがダストボックスの外観。


分解してみました。

外側のパーツ、円柱状のパーツ、プリーツフィルター、お手入れ用のブラシに分解できます。


円柱状のパーツ上下。


円柱状のパーツはここまで分解できましたが説明書には書かれていないのでここまでは分解しないほうがいいかもしれません。


プリーツフィルターの上下。


ダストボックスの外側。左側のボタンがゴミ捨てボタン。右側のボタンがプリーツフィルターや円柱状のパーツを取り外すためのボタンです。


本体側にはプレフィルターが搭載されています。

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ヘッド(床用ノズル)


こちらがヘッド。

幅は約23.5cmといったところです。

ヘッドを寝かせたときの高さは約5.5cmで高さのないところでもすんなり入りそうです。


前面は壁に当たるとガバっと開く仕様になっていて壁際に強そうです。


こちらは裏側。ブラシの毛は2種類がV字に配置されています。ゴミを中央の吸い込み口に運ぶためにこうなっているようです。

お手入れのために分解するときはコインやマイナスドライバーが必要です。


パナソニックの掃除機はヘッドが親ノズルと子ノズルに分離しますが、SBU820Jでも同様に分離するようになっています。

これで狭い場所でもノズルが届きます。ただし子ノズルにLEDライトは搭載されていません。

延長管


延長管は特に変わったところはありません。伸縮は不可。長さは接続する部分を除いて約52cm。

ペタすき間ノズル


ペタすき間ノズル。広い範囲をいっぺんに掃除するときに使えそうです。説明書では階段や家具などの下を掃除するのに推奨されています。

ペタすき間ノズルノ他に普通のすき間ノズルも付属します。特に変わったところはありません。

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ふとん用ノズル


ふとん用ノズルはふとんが張り付かないようになっています。

ただ、電気系統は無いので電動で回転することはありません。

ロングホース


様々なノズルを使うときに役立つロングホース。

曲げてもすぐにまっすぐに戻るので硬さはやや硬めか。長さは約64.2cm。


ホースの先にペタすき間ノズルやふとん用ノズル、すき間ノズルを取り付けて使います。

ヘッド(床用ノズル)も取り付けられないこともなさそうですが、ブラシは回転しませんし、ヘッド側に少しでっぱりがあるせいかホースを取り付けにくいのであんまりおすすめしません。

充電スタンド


こちらが充電スタンド。本体のほか、各種付属品も全部まとめて収納できるのがポイント。

スタンドの場合は足元に場所を取りますが壁や柱に穴を開けなくて済むのがメリットです。

充電台のベース部分はかなり大雑把な測り方ですが幅約32cm奥行き約28.5cm。


こんな感じで付属品を収納できます。


充電ケーブルは充電台のベース部分→銀色パイプの内部→上部の充電ホルダーへと続いています。

写真では充電台ベース部分の左側の切り欠きを通していますが後ろと右側にも切り欠きがあるので設置場所に応じてケーブルを通す場所を変更することができます。


本体との接続部。本体をせっとするだけで充電できるようになっているのでいちいちケーブルを差し込む手間がありません。

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各部の重さ


本体は1925g。通常のコードレススティックと変わらない程度ですが軽さをウリにする掃除機に比べるとやや重いです。バッテリーが大きいので仕方がないでしょう。


ヘッドの重さは404g。親ノズルは317g子ノズルは86g。


延長管は189g。


ロングホースは85g、ペタすき間ノズルは51g、すき間ノズルは17gでした。

実際に使ってみる


(↑いろいろと掃除機の動画をアップしているので登録お願いします!)

実際にいろいろ使って動画にしてみました。このSBU820JはダイソンV10を意識していると思われるのでダイソンV10のことも少し交えながら感想を書いていきたいと思います。

バッテリーの部分がずっしり

実際に掃除機を持ってみてまず思ったのはバッテリーがずっしりくるということ。前回レビューしたのが軽量のIC-SLDCP6だったこともあってか重みを感じます。本体の重さは約1.9kgなのでIC-SLDCP6と比べるのは酷ですが、持ったときに下に引っ張られる感じがありました。

ちなみにダイソンV10は本体が1.54kgです。

高いところを掃除しようとするとけっこうしんどかったです。両手で本体を持ちながら使用することになりますが、やっぱり床メインで使ったほうが良いと思います。

持ち手の部分は状況に応じて持ち替えができるようにシャープのラクティブエアみたいにしてくれると良かったかなと思います。


こんな感じのやつです。

こうするとボタンやランプの配置はどうするんだという問題も発生するかもしれませんが、少しでも軽く感じる場所を持ちながら掃除ができるので個人的にはのタイプが良いかなと。

吸引力良好・壁際にも強そう

ジョイントマット上にシュレッダーにかけた紙と重曹を撒いて吸わせてみたところ吸引力は良好でした。壁に当たるとヘッドの前面がガバっと開くからなのか壁際の吸いこみも良好。

壁際に関してはダイソンV10Fluffyよりも優秀というのが個人的感想です。

重曹をマットの上に撒いて何g吸い取れるかチェックしてみてもまずまずの結果。強モードで使ってみたら今まで試した掃除機の中で一番吸えました(20g撒いて18g吸引)。

ヘッドがなかなか優秀

ヘッドは先ほど触れたとおり壁際に強いのですが、パナソニックの掃除機では定番の親子ノズルがなかなか便利、親ノズルが入らない部分は子ノズルを分離させることで掃除ができるので便利です。

ただ、残念なのは子のノズルの先端にLEDライトが搭載されていないところ。バッテリーの持ちを考えて搭載しなかったのでしょうか・・・それならLEDライトをオンオフするボタンを付けてほしいところですが、それだと今度はコストが掛かってしまうのか?

自動モードで掃除するのがバランスが良さそう

ロングモードで使用するとブラシを回転させた状態で50分の使用が可能です。「壁際はそんなに気にしないし目に見えるゴミだけ取れればいいよ」という場合はこれでもよいかもしれませんがセンサーと連動して強弱を調整しながら運転してくれる自動モードがバランスが良さそうです。センサーの感度を調節することも可能です。

自動モードならきちんと壁際の重曹も吸ってくれましたし、ゴミの少ないところではパワーを落として運転するのでバッテリーの持ちもそこそこよさそうです。

強モードはかなり強力ですが6分しか使えないのでここぞという時用です。

バッテリーの残量表示はありますが、せっかく高級機なんだからダイソンV10みたいに3段階で表示してくれたほうがありがたいなと思います。充電時間は3時間なのでダイソンよりも30分ほど短く済みます。

取り回しはまずまず

取り回しに関しては持ち手の部分にやや不満はあるもののヘッドの動きもまずまずで、掃除機を寝かせるとヘッドの高さもかなり低くなるので高さの無い場所の掃除もできそうです。

付属品は可も無く不可も無く

付属品についても触れてみたいと思います。

ペタすき間ノズルは広い範囲をいっぺんに掃除するのにはまあ便利なのかなといったところですが、特別使い勝手が良いとも感じません。すき間ノズルはいたって普通。ロングホースと組み合わせて、サッシや車の中かなどを掃除するのが良いでしょうか。

ふとん用ノズルも特筆するほどのものでもありませんが、SBU820J自体に吸引力があるのでなかなか使えそうです。

充電台は付属品も収納できて便利

SBU820Jの特徴として充電台も付属するという点があります。

設置場所をそこそこ取りますが付属品を全て収納できますし、掃除機をセットするだけで充電がはじまるのもグッド。

壁掛けにするか充電台にするかは好みが分かれるところなので、充電ホルダー(掃除機本体を受け止める部分)に壁掛け用のネジ穴を開けて、壁掛けと充電台どちらでも使えるようにしてくれたらもっと良かったと思います。

ダストボックスでのゴミ分離はダイソンのほうが優秀そう

ダストボックスにはプリーツフィルターが採用されていることからサイクロンによるゴミの遠心分離に関してはサイクロン部フィルターレスのダイソンV10のほうが優秀そうです。

お手入れの際、プリーツフィルターはブラシなどでこすらないよう注意書きがあります。

銀色のネットフィルターはゴミが詰まることは少なくこの点はなかなか優秀だと思いました。

ゴミ捨てに関してはSBU820Jの場合、本体からダストボックスを外し、それからゴミ捨てボタンを押してゴミを捨てることになるのでレバーをスライドさせるだけでゴミ捨てのできるダイソンV10よりも一手間かかります。

ゴミ箱の上でゴミ捨てボタンを押すと勢いよくフタが空いてゴミが飛び散ってしまうことがあるので注意。ダストボックスの底の部分は粉状のゴミがひっかかりやすくなっており、吸い込んだ重曹が意図しない場所に飛び散ることがありました。

ただサイクロン掃除機の場合ゴミ捨て時に埃が舞うため、屋外やゴミ袋の中でゴミ捨てをする人もいるでしょう。そういう場合はダストボックスだけを取り外してコンパクトに持ち運べるSBU820Jは考えようによっては便利です。

ダイソンと違ってダストボックスのパーツは全て水洗いもできます。

使用後の汚れなど


プリーツフィルターにはけっこう重曹が付いていました。細かいゴミを吸い込むと遠心分離できずプリーツフィルターで受け止めることになります。


銀色の部分は思ったほど汚れておらず。


本体とダストボックス接続部分はこんな感じで白くなります。これは他の掃除機でもそうなので仕方ないかと思います。

奥のフィルターは特に汚れていませんでした。


ヘッド部分の汚れ具合はこんな感じ。

ローラーの軸の部分に髪の毛が1、2本絡まってました。

おすすめポイントマイナスポイントまとめ

MC-SBU820Jのおすすめポイント

・吸引力はコードレスの中でもトップクラス
・ロングモードで最大60分、自動でも18~40分と運転時間が長い
・壁際に強いヘッドが採用されている
・クリーンセンサーでゴミの有無を確認しながら掃除ができる
・ヘッドは親ノズルと子ノズルに分離するので狭いところを掃除しやすい
・ダストボックスはすべて水洗い可能
・銀色のネットフィルターの部分はゴミが付きにくい
・充電台は付属品も保管できるし本体をセットするだけで充電可能

MC-SBU820Jのマイナスポイント

・バッテリーがずっしり重い
・本体が重い分、軽量をウリにしている掃除機とくらべると使い勝手は落ちる
・ダストボックスにプリーツフィルターがあるのでお手入れの手間がかかる
・子ノズルにLEDライトは搭載されていない

「コードレスクリーナーが欲しいけどパワーや運転時間が心配」という人や「床の掃除がメイン」といった人によさそうな1台です。